shimy-shimizuの日記

読書会を主催しております、シミーです。文化系のモノゴトを中心に、妄想を繰り広げております。

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

みんな越えてきてるんだ。

『働きマン』の弘子が、風邪やら締切やら部下の失踪やらなんやらにやられている時に、それでも週刊誌の原稿をやり遂げようとする決意を抱くに至るコトバ。 そうだよなー、と。 ノマドワーカーとして情熱大陸にも取り上げられた安藤美冬女史の本をぱらぱら立…

少女漫画読書会(もーいっかい!)

少女漫画読書会(その2)をやってきた。 ご参加のみなさま、ありがとうございました。 自分で言うのも何ですが、もはや、面白さのレベルが尋常じゃなくなってきています。カフェにいらした、読書会とはまーったく関係ない一般の方が話を聴いてくすくす笑っ…

【ネタばれあり】魔法少女まどか☆マギカ

例によって、ネタばれである。 本作は筋の通った話なので、観るのを楽しみにしている人にとって下記の文はおススメしない。ご了承いただきたく。 ※参考文献 ゼーレン・キルケゴール『死に至る病』 リチャード・ドーキンス『利己的な遺伝子』 よしながふみ『…

さんま型、タモリ型

知らない人同士が集まるオフ会でも、まあ、放っておいても会話はなりたつ。 おのおの雑談をする。 だけれど、「面白い」会話にするためには、やっぱり司会的な役割が必要だ。 では、その司会の方法。やり方は主に二つ。 一つ。タモリ型。 「髪切った?」、質…

第1回 少女漫画読書会

「少女漫画」読書会を開催した。 以下が、紹介していただいた本である。 東村アキコ『海月姫』 http://www.amazon.co.jp/dp/4063407446 水木和佳子『イティハーサ』 http://www.amazon.co.jp/dp/4150306397 アルコ『スターレスブルー』 http://www.amazon.co…

マルクスもケインズもふっとんだよ。

『課長島耕作』より。初芝電産本社の部長が営業先で“かっぽれ”を踊るシーンでの台詞である。「分かるっ!」と思った。幸いにして“かっぽれ”を踊る場面には遭遇していないし、これからも当たることはないだろうけれど、マルクスだのケインズだの勉強したこと…

キラキラ腐女子。。。

うーむ。 「キラキラ腐女子」って何なの? http://www.j-cast.com/2013/10/08185732.html?p=all 言ってみればあれですか、イオンが農業参入しましたとか、そんな感じ? え?お嬢さん、小売………だよね?みたいな。 そこ参入しなくても十分大手だよねみたいな。…

意識高い社会人(笑)

OP読書会にて、ファシリやってきた。 今回もファシリすげーやりやすかった。参加者さんに感謝である。僕が読書会ファシリやるときは、議論の目標を一つにまとめるより、あっちこっちに話を拡散させている。そーゆうやり方をするようになったのは自分のレシー…

足し算の友だち、引き算の友だち

唐突ながら、僕の友だちは「足し算」が多い。 特に用もないのに集まってべらべらどーでも良いことをしゃべる。 呑みにいく。カラオケに行く。ボーリングに行く。映画とか美術館とか温泉とか行く。一緒に山登ったりど深夜までファミレスで粘ったりボルダリン…

『あの花』と、笑いについて。

『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない』を観てきた。 垣根涼介『人生教習所』という本に、初対面でよくお互いを知らない人に対して、いきなりデリケートな結婚の話とかを始めるのは大人のタブー、的な話があった。大人になるにつれ、社会に順応するに…

少女漫画以外のコト。

近ごろ、少女漫画少女漫画!とうるさかったので、少女漫画以外のことを書いとこうと思った。 ■お食事について。 オサレランチとかで、お肉をまったく使わないヘルシーな菜食料理とか出すとする。 菜食主義の思想を下っていくと、輪廻転生までいく。 「おいら…

アンパンマン正義論

まずは、やなせ氏のご冥福をお祈りいたします。 これは、日記にしたためないで、いまこのポイントをスルーするのは何か違うよなぁという気がしたので、書いてみる。 たとえば肉があるとするだろ。ヒーローってのは肉を人に分け与えるヤツのことだ。俺は肉が…

乖離とプリキュア

ストレスに対する反応として、近代は抑圧(フロイト先生)、現代は乖離、がある。乖離はすなわち多重人格。まったく別の人格を作り上げることによって、理解しがたい理不尽なストレスから逃げる。という話を聴いていたので、シャフトの新作『物語シリーズ 猫…

神のぞ知るセカイ

『神のみぞ知るセカイ』をモリモリと17巻まで読んだ。 なるほど、愛のカタチはそれぞれであるな、と思った。 「愛してる。だから、結婚しよう」 「愛してる。だから、一緒に死のう」 近代は前者の「だから」を肯定し、自由恋愛のゴールとして結婚の制度を作…

ベジータとロシア人

ベジータが悪いヤツだったころ、地球に攻めてきたことがあった。 当時、ベジータはサイヤ人の王子でありながら、フリーザ一味の端役として、適度な惑星を異星人に売るべく、奔走していた。 僕は、日露戦争時のロシアを連想した。 ロシアは西欧の一部でありな…

サヴァイヴ・カップヌードル

カップヌードルのCMが、もう共感しすぎて、お前は俺か!という感じ。 「彼女の手料理が美味かった」 と、リア充が「イイネ!」を強要してくる問題。 俺は、本当にイイネと思ったときしか、イイネは押さねぇっ! 用語解説。 リア充=リアル(現実)が充実して…

たき火読書会に参加

3月。僕は品川にいる。品川駅内のアトレに実存している。 読書会が始まるのだ。課題本?村上春樹『アイロンのある風景』およびジャック・ロンドン『火を熾す』。短編だ。短編だから、想像力がいる。作者があえて作品から削った空白を、余白を、埋めるための…

分人主義

ちょっと前、ロマンスカーの車内。上司と「情けは人のためならず」の話をした。この諺の真意は、「情けはその人のためにならないから、かけるな」ではなく、「人に情けをかけると巡り巡って自分に返ってくる、情けはその人のためじゃなく、本当は自分のため…

ボケは勇気だ。ツッコミは愛だ。

という旨のことを、夜9時から2時間くらい話をしていた。 ボケる前には、それがウケるかはわからない。それでも体当たりでぶつかる勇気。あるいは、ツッコんでくれるだろうという信頼。分かりやすく、状況を説明する知性と、ボケという勇気ある行為に報いる愛…

哲学をしてみた

大人になることの楽しさの一つは、妙なカッコつけとかプライドがなくなっていき、「好き」に全力が出せることだ。まあ、僕の場合は、だけど。昔はカッコつけで、U2だのOasisだのしか聴かん!的スタンスだったのだけども、今はフツーにAKBやももクロを良いと…

とりあえず、一緒に飯を食おう

参考文献・資料 ・渡辺ペコ『にこたま』 ・文化系トークラジオライフ 「料理の思想2013」 ・フェリペ・フェルナンデス・アルメスト『食べる人類誌』 ・速水健朗『ラーメンと愛国』 ・よしながふみ『きのう何食べた?』 ・荒川弘『銀の匙』 渡辺ペコの最…

法則型のわたし

岡田斗司夫『人生の法則 「欲求の4タイプ」で分かるあなたと他人』を読む。出来の良い性格テストのようなモノだ。詳細は本書を読んでいただくとして、僕の性格は圧倒的に『法則型』だった。注目型でも司令型でも理想型でもなく、法則型だ。モノゴトを俯瞰し…

中身のない話をしよう。できれば夜通ししよう。

昨日は、ジョージ・オーウェル『動物農場』読書会を主催し、午後はOP会で片岡氏『アベノミクスのゆくえ』読書会でファシってきた。皆様ありがとうございました。 唐突ながら。 「中身のない会話」って、大事だと思う。 昨日の飲み会の席、酔っ払いながら『恋…

何でもは知らないよ。知ってることだけ。

思うところをつらつら。 先週の土曜、マイミクさんが企画してくれた読書会に司会として参加。 例によってとても楽しかった、今更ながらありがとうございましたー。 何となく経験のある方は共通してくるだろうけれど、オフ会での司会は↓なことがあります。 ・…

努力が認められるのは義務教育まで。

とは、おかざき真理『サプリ』のなかの一説。 この漫画は広告代理店に勤める女子たちのあれこれを描いている。男子もそうだけれど、特に女子は結婚をしていないとバリバリ働いていても「かわいそう」のレッテルを貼られがちだ。さらに某新聞の調査によると、…

アートアクアリウム、じゃんけん大会

先日、三越のそばでやっているアートアクアリウム展に行ってきた。人間に純粋培養されたフナの変種=金魚を題材としたアート水族館である。 こう、ちょうど村上隆『芸術起業論』を読んでいたからだと思うけれど、日本人の芸術感度の貧しさが目についた。スマ…

ファシリテーションについて

僕は都内で、読書会を主催している。 課題本(多くは文芸書)を読み、その感想をシェアするという、まあ大学とかの文化系サークルの雑談のようなものだ。 知らない人同士でも、本という共通体験があるおかげで、意想外に予想外に盛り上がること多し。 そこで…

あえて人に聞かず自分で考えてみるシリーズ

ど深夜の新宿・マクドナルド。 たぶん飲み会か何かで終電を逃したらしい大学生風女子2人。 問い。 「なんで対面の席じゃなくて、横に(お互い並ぶカタチで)座るのか?」 答え。 女子に聞け。 という所を、あえて自分で考えてみる。 思うに、男子は「寄りか…