第1回 少女漫画読書会
「少女漫画」読書会を開催した。
以下が、紹介していただいた本である。
東村アキコ『海月姫』
http:// www.ama zon.co. jp/dp/4 0634074 46
水木和佳子『イティハーサ』
http:// www.ama zon.co. jp/dp/4 1503063 97
アルコ『スターレスブルー』
http:// www.ama zon.co. jp/dp/4 0884737 79
アルコ『ラブレター』
http:// www.ama zon.co. jp/dp/4 0884751 94
清水玲子『WILD CATS』
http:// www.ama zon.co. jp/dp/4 5921427 05
清水玲子『22XX』
http:// www.ama zon.co. jp/dp/4 5928871 15
菅野文『オトメン(乙男)』
http:// www.ama zon.co. jp/dp/4 5921841 49
はやかわともこ『ヤマトナデシコ 七変化♡』
http:// www.ama zon.co. jp/dp/4 0634121 05
篠原千絵『海の闇 月の影』
http:// www.ama zon.co. jp/dp/4 0919120 1X
川原由美子『観用少女』
http:// www.ama zon.co. jp/dp/4 0221314 11
夢路行『夢路行全集17 言葉にできない』
http:// www.ama zon.co. jp/dp/4 7580513 72
萩尾望都『バルバラ異界』
http:// www.ama zon.co. jp/dp/4 0916704 15
志村志保子『女の子の食卓』
http:// www.ama zon.co. jp/dp/4 0885664 83
よしながふみ『愛すべき娘たち』
http:// www.ama zon.co. jp/dp/4 5921329 55
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございましたー。
主宰である僕がたぶん一番楽しんでおりました。
何が楽しいって、「少女漫画の主人公男子は素直じゃなく主人公女子にいじわるな態度をとりがちであり、もじもじしている間にスマートな感じの学友が主人公女子に接近し親密になり、そうした現状に主人公男子さらにイラッとする」的な、『少女漫画あるある』を、何も出口を設定せずにきゃっきゃ言い合うのが楽しい。
そして、少女漫画の裾野はすげー広く、歴史はめっちゃ深いということが分かった。大変に勉強になった。
ポイントを箇条書き。
・少女漫画の根底には「変身願望」がある。
暗い系女子がクラスの人気者になる。特殊能力やら魔法を使って変身する。等。
・事情を抱えた憂いある男子は必須。
だいたい、付き合う男子は家族、元カノ、友人の死など、ぜってーに何かを抱えている。主人公女子はそんな男子に献身的に尽くしたい欲求がある感じかしら。
サングラス男子には特に注意。
・SFや特殊能力バトル。大半は肉親と戦う。
双子同士とか。そもそも、特殊能力の取得は血縁による処が大きいから、これは少女漫画に限らないのかもしれない。
・転校生問題。
都会から越してきた転校生は、田舎を馬鹿にしがち。逆に田舎の子たちは、都会からの転校生を調子こいてるといじめがち。ここで、いじめのリーダー格の子がちょっといい場面を主人公女子とかに見せると、恋のメロディ~。
別名、「ヤンキーが雨の日に子猫を拾ってくる効果」
・ぐろい、ぐろい、ぐろい。
なかなかにハードな側面がある少女漫画もある。果たしてそれは「少女漫画」なのだろうか。まことに射程が広いものである。
・きゅんきゅん
思春期は魔物である。自意識が強く、自分がナニモノかよく分かっていないがゆえに相手を傷つけ、自分を傷つける。「もうっ、何でいつも素直になれないのっ!わたしの馬鹿馬鹿っ!」という、アレである。
恋愛、家族、ファンタジー、ご飯、友情、歴史ロマン、バトル、変身、お仕事。
嫉妬とか情欲とか憤怒とか自意識とか。
さまざまな要素があり、さまざまな分野があるのが、
少女漫画の魅力だと僕は思っていて、
これは第二回をやらざるをえない。
以下が、紹介していただいた本である。
東村アキコ『海月姫』
http://
水木和佳子『イティハーサ』
http://
アルコ『スターレスブルー』
http://
アルコ『ラブレター』
http://
清水玲子『WILD CATS』
http://
清水玲子『22XX』
http://
菅野文『オトメン(乙男)』
http://
はやかわともこ『ヤマトナデシコ 七変化♡』
http://
篠原千絵『海の闇 月の影』
http://
川原由美子『観用少女』
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夢路行『夢路行全集17 言葉にできない』
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萩尾望都『バルバラ異界』
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志村志保子『女の子の食卓』
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よしながふみ『愛すべき娘たち』
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ご参加いただいたみなさま、ありがとうございましたー。
主宰である僕がたぶん一番楽しんでおりました。
何が楽しいって、「少女漫画の主人公男子は素直じゃなく主人公女子にいじわるな態度をとりがちであり、もじもじしている間にスマートな感じの学友が主人公女子に接近し親密になり、そうした現状に主人公男子さらにイラッとする」的な、『少女漫画あるある』を、何も出口を設定せずにきゃっきゃ言い合うのが楽しい。
そして、少女漫画の裾野はすげー広く、歴史はめっちゃ深いということが分かった。大変に勉強になった。
ポイントを箇条書き。
・少女漫画の根底には「変身願望」がある。
暗い系女子がクラスの人気者になる。特殊能力やら魔法を使って変身する。等。
・事情を抱えた憂いある男子は必須。
だいたい、付き合う男子は家族、元カノ、友人の死など、ぜってーに何かを抱えている。主人公女子はそんな男子に献身的に尽くしたい欲求がある感じかしら。
サングラス男子には特に注意。
・SFや特殊能力バトル。大半は肉親と戦う。
双子同士とか。そもそも、特殊能力の取得は血縁による処が大きいから、これは少女漫画に限らないのかもしれない。
・転校生問題。
都会から越してきた転校生は、田舎を馬鹿にしがち。逆に田舎の子たちは、都会からの転校生を調子こいてるといじめがち。ここで、いじめのリーダー格の子がちょっといい場面を主人公女子とかに見せると、恋のメロディ~。
別名、「ヤンキーが雨の日に子猫を拾ってくる効果」
・ぐろい、ぐろい、ぐろい。
なかなかにハードな側面がある少女漫画もある。果たしてそれは「少女漫画」なのだろうか。まことに射程が広いものである。
・きゅんきゅん
思春期は魔物である。自意識が強く、自分がナニモノかよく分かっていないがゆえに相手を傷つけ、自分を傷つける。「もうっ、何でいつも素直になれないのっ!わたしの馬鹿馬鹿っ!」という、アレである。
恋愛、家族、ファンタジー、ご飯、友情、歴史ロマン、バトル、変身、お仕事。
嫉妬とか情欲とか憤怒とか自意識とか。
さまざまな要素があり、さまざまな分野があるのが、
少女漫画の魅力だと僕は思っていて、
これは第二回をやらざるをえない。