shimy-shimizuの日記

読書会を主催しております、シミーです。文化系のモノゴトを中心に、妄想を繰り広げております。

2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

マーニーさん

『思い出のマーニー』観ました。 うん、えー。どうしましょう、この、何とも言えない感。 主人公の一人、杏奈は、 「わたしは…わたしがキライ」 と思っている娘です。 杏奈はぜんそくの療養のため、空気の綺麗な田舎で休みを過ごします。 そこで出会ったのが…

それを人は女装と呼ぶ

和田竜『村上海賊の娘』読み終わりました。 基本的に、戦闘美女と海賊が出てくれば、文句はございません。 主人公は、能島村上水軍首領・村上武吉の娘、景姫です。景姫は当時の日本人にしてはバタ臭い目鼻立ちだったせいか、瀬戸内では「醜女」と言われてい…

絶対評価の喧嘩、相対評価の喧嘩

一条ゆかり先生『プライド』を読みはじめました。よーやく。 オペラ歌手を目指す気高いお嬢様タイプの史緒。恵まれない家庭環境・境遇から必死に抜け出そうとする音大生の萌。二人のプライドがぶつかる喧嘩であります。 お嬢様(それも、没落貴族的な感じ)…

聴く力って、そんなに大事かい?

『アラサーちゃん (無修正)』に、「男女ともにモテるためには、まず、相手の話を聴くこと!」という雑誌の忠告を真に受け、男子も女子も会話せず「………」が続く。というオチの回があった。ですよね~、と思った。 「みんな、自分の話をしたいものである」と…

アイドル恋愛

香月孝史『「アイドル」の読み方 混乱する「語り」を問う』青弓社を読みました。相変わらず、そーゆう系の本ばっか読んでいます。 僕は常々疑問でありました。アイドルの「恋愛禁止」。 恋をできない乙女が、「恋するきもち」を歌うというのは、 将棋のルー…

消しゴム問題

えー、ちょっと話題に出たもんで、考えてみます。 「消しゴム問題」 場面はこうです。 隣の席の女子が、消しゴムを忘れた男子に対し、 自身の消しゴムを半分に切り、彼へ渡します。 時代設定は中学2年くらいを想定くださいませ。 さてその心とは? 僕は、 …

ジブリ婆さん

僕は母性というモノを、あまり信じていません。 母性を、子どもを慈しむ心で、ふわ~っとその子を包み込む膜、という風に定義してみます。確かに、ある時期の子どもにとって、自分の存在を全的に承認してもらうこと、世間のアレコレから守ってくれる優しい膜…