shimy-shimizuの日記

読書会を主催しております、シミーです。文化系のモノゴトを中心に、妄想を繰り広げております。

消しゴム問題

えー、ちょっと話題に出たもんで、考えてみます。
「消しゴム問題」

場面はこうです。
隣の席の女子が、消しゴムを忘れた男子に対し、
自身の消しゴムを半分に切り、彼へ渡します。
時代設定は中学2年くらいを想定くださいませ。

さてその心とは?

僕は、
「女子は男子に別に好意があるわけでなく、関わりになるのが面倒だから半分に切って差し出しただけ」と回答しました。
異論・反論あるでしょうが、この意見、けっこー女子寄りだそーです。

男子側としましては、消しゴムをくれるというコトは、
「少なからぬ好意があるんじゃね?そわそわ…」というのがベタな意見との由。

イヤー。
もし、本当に女子側に好意があるのであれば、
「消しゴム1個しかないから、一緒に使お?」的な
コミュニケーションをとってくるはずです。
コミュニケーションをとってこないとすれば、パターンは2つ。

1.面倒くさい(大してその男子に興味ない)
2.恥ずかしい(好きだけど、素直になれない、あたしのバカバカっ!)

うん、もう、どう考えたって、たいていは1ですよね。
大して興味のない男子とのコミュニケーションを省略するために、消しゴムを半分犠牲にするという。
ソーシャルゲームで、ゲージを溜める1時間を省略するため、100円のアイテムを買うような心境です。「そんくらいなら、いっか☆」

2はですねー、遺憾ながら、ラノベや少女マンガの世界にしかありません。

また、1の理由により、消しゴムを分割する行動を選択する際も、
彼女の自意識により、別の理由が加わったりもします。

A.「消しゴムをあげる、優しいあたし」演出
B.「リアルの男子に興味ない、硬派なあたし」演出
C.「男子に消しゴムをあげるくらい何とも思っていない、ちょっと大人なあたし」演出

ここら辺はかなり細分化できますし、意識してるしてないの高低もありますが、
まあ、総じて言えるのは、
「この場合の女子は、男子が自分で思っているほど、男子に興味ない」
というコトであります。

しかし、アレですよ、勘違いから始まる恋というのもあるわけでありまして。
「この女子、オレに気があるんじゃね?」から始まる何かが、ないとも言えません。
法に抵触しない程度に、相手にウザがられない程度に、
「もっとかんばりましょう」