shimy-shimizuの日記

読書会を主催しております、シミーです。文化系のモノゴトを中心に、妄想を繰り広げております。

みんな越えてきてるんだ。

働きマン』の弘子が、風邪やら締切やら部下の失踪やらなんやらにやられている時に、それでも週刊誌の原稿をやり遂げようとする決意を抱くに至るコトバ。

そうだよなー、と。

ノマドワーカーとして情熱大陸にも取り上げられた安藤美冬女史の本をぱらぱら立ち読みすると、彼女も勤めていた出版社でミスが多く仕事ができない時期があり、鬱病になったりしたそうだ。
マクドナルドをでっかくしたレイ・クロックの自伝にも、借金まみれになったり騙されたり何だりの話があった。
或いは、業務そのものよりも、人がついてこないのがしんどいって話も聞く。

みんなそれぞれに、越えてきているのである。

なんかこう、その事実だけで、ともあれ頑張れる感じがする。

先日、10~20代読書会つながりの友だちと飲み会をしていた。まあ、面白いよね。シミズが何故、最近の少女漫画が好きなのかを分析してもらったり。『君に届け』『好きっていいなよ。』『アオハライド』、たとえばこの辺の漫画は、ヒロインの「ぼっち問題」からスタートしている。ヒロインはそもそも友だちいないんじゃね?って不安感からスタートしている。ゆえに、君(彼女)と僕(彼氏)の世界観にとどまらず、同性の友だちなどを得ながら、つながりの中で成長していく。

2003年以降、蛯原友里山田優押切もえを擁した『CaCam』の快進撃は、同紙のコンセプト・「モテ」が支えていたわけだけれど、これは男ウケだけじゃなくて、同性からの視線を意識していた。彼だけでなく、同性の友だちが重視される時代なのだ。

話がそれた。とあれ、少女漫画の最近の傾向はヒロインの“成長”。その辺がこう、最近の少年漫画よりもよっぽどぐっとくるのかもしれない。

なんかこう、がんばれ、、、とか思うのである。

さてさてもう一つ。

ブックカフェ読書会に参加させていただいた。

それぞれ好きな本を持ち寄り、紹介するスタイルである。ファシリ役の方の場を和ませるトーク、話を広げる質問。こーゆう感じがいいなあ、と思った。僕の場合、本に関しては、しゃべりすぎてしまうのである。主催はもっとこう、後ろにどんと構えている方が良い気がしている。ファシリの方が構えていてくれるからこそ、安心してトークができるという。

とあれ、自分の範囲外のモノを知れるのが、こういった会の醍醐味の一つである。紹介していただいた6名の作家中、3名しか読んでいなかった。既読の本は『阪急電車』のみ。(読んでいる本が紹介されると、それはそれでうれしい)。

まあ、そんなこんなで楽しくやっています。