shimy-shimizuの日記

読書会を主催しております、シミーです。文化系のモノゴトを中心に、妄想を繰り広げております。

意識高い社会人(笑)

OP読書会にて、ファシリやってきた。
今回もファシリすげーやりやすかった。参加者さんに感謝である。僕が読書会ファシリやるときは、議論の目標を一つにまとめるより、あっちこっちに話を拡散させている。そーゆうやり方をするようになったのは自分のレシーブ力(他人の話を拾う技術)と、ポイントをしぼったコメント力(言い換えやまとめ)に自信がついたから。もう完全に天狗である。

まあしかし、全参加者さんに100パー満足してもらうってのは不可能なので、どうしても最大公約数的な楽しみを追及する方向へ向かう。また、ファシリの方法論はその人のパーソナリティによってかなり異なるので、他の方のファシリ論を研究していきたい。

あれですね。ここまで読むと「意識高い社会人(笑)」ですね。

けれども、もう僕なぞは、読書会は完全に趣味と割り切っています。
SNSで人脈を広げても、それはその人の年収やキャリアアップにはほぼほぼ影響しないと思う。単純に純粋に、社会人になってからできる友だちってのも楽しいよねってぐらいに割り切っていないと、なんかこう、「フォロワー○○人」自慢だとか、セルフブランディングだとか、痛い感じに、きっとなる。
というような話は、常見陽平氏の著作によく書いてあるのだけれど、僕自身ムダに尖ってて(まー現在も尖っているが)、前のめりに勉強会に参加していた時期があったから実体験を伴って語れる分野だ。
ネット上の、リア充(または、リア充を満喫しているようにブランディングしている)人は存外少数派だし、それが自分にとって楽しいかは疑問だ。
という状況下で僕が見つけた楽しみは場の仕切りだった。
所々、未熟で未完成であるけれど、まーこれは楽しい。だって、申し訳ないけれど、一番しゃべってるもの。
ちはやふる』の最新刊において、原田先生がかるた会を結成した理由を「『私が』名人になるため」と臆面もなくぶっちゃけたけれど、でも同時に「みんなに助けてもらって強くなる」的なことも言っていて、あー分野は違えどまさに僕も同感です原田先生!と思った。
課題本を読みながらネタを考えて、実践してウケる。楽しい。
その場のライヴ感覚で、話を拾って拡散してウケる。楽しい。
真面目コメントの直後に、ヲタトークしてギャップできてウケる。楽しい。
ともかくも、ウケるのが楽しい。
鉄板ネタもできてくる。自己啓発系批評、女子会2.0、モテの変遷。ネタは話せば話すほど流暢に、情感をこめて語れるようになってくる。その場に合わせて微調整は必要だけれど、これは鉄板ってネタをいくつか持っておくと主催やってても安心感が違う。気まずい空気・スベる空気になっても、このネタなら、って武器があるのとないのとではけっこー心境の余裕度が異なるのだ。
あと、アンテナは広めに。
『FRIDAY』を読む。マリコ様が選挙で引退を表明した後、AKBメンバーに声をかけてもらっている。それぞれのキャラに基づいた、コメント。たとえば、元AKBのあっちゃんからは、「(引退発表すると言っていないのに)わかってたよ。」と声をかけられている。何ですかその神様ポジション?とはいえ、これがあっちゃんだ。神7のナンバーワンセンターだ。“神様”としてAKBを卒業した彼女のキャラクターだから出るコメントだ。こうしたコメントを世に出すことで、またイメージが再帰的に再構成されていくわけだ。
という感じで、広めに手を出しておくと、飲み会でもきっと困りません。